《美容情報》おすすめの大阪の美容外科で安心安全の脂肪吸引ブログ:2017/03/02


もう30年も前のことである。

大学の卒業を目前にした二月、
卒論の提出も終わって時間があったオレに、
バイトが急にやめてしまって、
次がみつかるまでの間でいいからと言われて
引き受けたアルバイトだった。

その店は、
マスター一人、アルバイト一人の小さな喫茶店だった。

勤め始めて1週間ほど経ったころの寒い夕方だった。
客も途切れ、暗くなり始めた町を行く人もまばらで、
「そろそろ閉めようか」とマスターが言ったとき、
店の表に親子連れが立った。

客は、二人の娘の手を引いた女の人で、
背中のねんねこにも赤ん坊が眠っていた。

どこか近在の村から出かけてきたママと娘であったろう、
腹がすいたと娘にせがまれて
通りかかったこの店に入ってきたのかもしれない。

オレは水の入ったコップとおしぼりをテーブルに運び、
注文を聞くと、
ママは表のショーケースを指差すようにして、
「あの赤いうどんを下さい」と言った。

赤いうどん?
オレは一瞬とまどったが、
イタリアンスパゲティだとわかり、
「三つですか?」と聞くと、「ひとつでいいです」と言う。

マスターは
オレが注文を伝えた時にはすでに調理にかかっていたが、
できあがった一皿は、いつもより分量が多めだった。
取り皿にお箸を添えて運んだ。

娘達はくちの周りを赤くして無心に食べている。
ママは下の娘に食べさせてやっていたが、
自分は一筋もくちにしなかったようだった。

親子連れが帰った後、
マスターはひとこと「赤いうどんか…」とつぶやき、
「さあ、もう閉めよう」とあたりを片付け始めた。

それから間もなくオレはその店を辞めたが、
そのママと娘のことは長く心に残った。





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